Googleが推すレスポンシブ対応はSEO対策になるか
Googleが推奨するレスポンシブ対応というのは、レスポンシブWebデザインを採用するということ。
HTMLを1つとして、CSSで制御することでユーザー側のデバイスに合わせてページレイアウトやデザインを最適化表示する技術のことです。
昔はすべてPCが基準でしたが、近年はご存知の通り、ほとんどがスマートフォンやタブレット端末からのアクセスです。
レスポンシブ対応は、そんな時代のニーズに合わせたモバイル対応の手段と言えます。
Googleが推す理由は、1ソースなので管理が容易だという点が一つ。
ワードを換えたり画像差し替えをするくらいなら更新作業も1回です。
そして世界が一番注目したのが、レスポンシブ対応をすることで検索エンジンGoogleの順位が上がるという噂が2012年に流れたことです。
これはSEO対策になると、企業と言わず個人と言わず、レスポンシブ対応に飛びつきました。
その後2014年に、レスポンシブデザインならSEO対策になるとは限らないとGoogle内部の人間が発言していますが、評価が高いのは事実。
ランキングアルゴリズムはGoogle独自の200以上の評価要因を元に決定されるため、確かにイコールではないでしょうが、重要なポイントです。
特に2018年にはモバイルファーストインデックスが導入されると発表されていますから、時代はPCからモバイルに移行しています。
スマホサイトの重要度が上がっているという事実から、SEO対策はモバイルへシフトしていることは疑いようがありません。
もっとも、単純に考えてもURLが1つならユーザーもシェアしやすいというシンプルな理由もあります。
2016年の情報では、オンラインショッピングに利用されるデバイスは、40%がスマートフォンからと発表されています。
広告市場も完全にスマートフォン向けに拡大していて、2020年には市場規模が2015年の2倍に達すると言われています。
この流れを見る限り、SEOとレスポンシブは切っても切離せない状況になっていると言えます。